自転車練習の基本

昔は、いきなり「自転車にまたがらせ大人が後ろをおさえて無理やりペダルを回させる」ということを行いましたが、ペダルを回すこととバランスをとる動作をいっしょにやるのは、かなりの運動能力のある子でもまず無理でしょう。

ここでは、順を追ってアドバイスしていきます。

バランスを取りながらまっすぐ歩く

自転車にはまたがらず、自転車の左側に立ち、進行方向に体を向けてハンドルを握りバランスを取りながらまっすぐ歩いて進ませます。

これは、地面にまっすぐな線を引き、自転車の前輪をその線に沿って転がしていく練習です。この練習によりハンドルでバランスをとることができるようになります。初めは、まっすぐ進むことから行い、左右に大きく曲輪を引いてカーブの練習もしましょう。

自転車にまたがる

ふらつかずに前に進むようにするになったら、初めて自転車にまたがります。足をペダルに乗せずに地面に付けて2〜3歩、歩く感じで進ませます。

緩い下り坂で進みます

地面を蹴った打力で進ませます。1%程のゆるい下り坂を利用するとやり易いです。

発進時のペダルの位置は、利き足のペダルを前方に出し、踏みやすい角度にします。


ポイントは、根気よく、こががらせないことです。

ブレーキ操作やスラローム走行

空き地で十分に、ブレーキ操作やスラローム走行(左右に曲がりながらジグザグに進む走り方)を行います。

もともと二輪車は不安定で危険な乗り物です。

保護者の方は、最低、月に1回ぐらいは空気圧とブレーキのきき具合を点検してください。

整備不良車には絶対、乗せないで下さい。